反社チェック件数が2倍に急増。GitHub×APIによる自動化で作業時間を1/3以下に短縮したウォンテッドリーの解決策

課題
- 反社チェックの自社巻き取りによる対象件数が2倍に急増
- 手作業による検索業務の負担増加
導入の決め手
- APIが無料で利用可能開発がしやすい点
- 情報の網羅性の高さ
- 記事要約により全文を読まずにリスク情報が把握できる効率性
導入後の効果
- GitHubとのAPI連携による検索作業の自動化
- 1件あたりの確認作業時間が従来の3分の1以下に短縮
- 対象件数が倍増しても全体の作業工数を維持
「シゴトでココロオドルひとをふやす」をミッションに、「究極の適材適所」を目指したプロダクトを展開するウォンテッドリー株式会社。同社では、自社サービスを利用する企業や取引先に対し反社チェックを実施しています。従来は、新聞記事閲覧サービスを用いた手作業と、会計ソフトの反社チェックオプションを併用し、反社チェックを行っていました。しかし、委託サービスの終了に伴って、チェック業務をすべて自社で巻き取ることになり対象件数が急増。従来の手作業では対応が困難になったことから、反社・コンプライアンスチェックツール「RiskAnalyze」を導入しました。API連携による自動化を進めた結果、確認作業の時間は従来の3分の1以下に短縮され、圧倒的な業務効率化を実現しています。本記事では、同社のコーポレート部 オ様にシステム導入の背景と具体的な効果について伺いました。
反社チェック件数の急増を背景に、API連携と業務効率化を重視してRiskAnalyzeを導入
――まず、御社の事業内容について教えていただけますでしょうか。
オ: 当社はビジネスSNSを展開しており、企業の募集情報を掲載したり、ユーザーと企業が直接やり取りできるサービスを提供しています。企業と個人をつなぐプラットフォームとして、多くの企業にご利用いただいています。
――RiskAnalyze導入前はどのように反社チェックを運用されていたのですか?
オ:導入前は、約半数の反社チェックを外部サービスに委託しておりましたが、事業拡大に伴い件数も増えていたことから、ガバナンス強化と効率化を目的として自社で全てチェックを行う業務フローを検討することになりました。
それにより毎月の反社チェック対象件数が一気に2倍以上に急増し、従来の手作業による検索では現場の負担があまりにも大きいため、自動化による業務効率化が急務となったのです。
――RiskAnalyzeを導入する決め手となったポイントを教えてください。
オ:決め手は、大きく3つあります。
1.APIによる開発のしやすさで工数削減
当社では業務の半自動化を前提として検討していたため、API連携が可能であることは非常に重要なポイントでした。RiskAnalyzeはGitHubなど自社の開発環境ともAPIでの連携をしやすく、システムへの組み込みがスムーズにできると判断しました。
2.情報の網羅性
反社チェックに必要な情報ソースが網羅されており、リスク情報を取りこぼす心配がなく安全・安心にチェックできると感じました。
3.リスクの確認が効率的に行える点
従来利用していたサービスは、記事を一つずつ読んで判断する必要がありましたが、RiskAnalyzeではリスク情報を読まなくてもカテゴライズ・要約されて表示されるため、確認作業が大きく効率化されました。
――なるほど、 他に比較検討されたツールはありましたか?
オ:継続利用を検討していたサービスのほか、合計3社のなかから比較検討しました。比較の軸としては、先述の通りAPI連携を見据えた運用や自社の業務フローに合うかという観点がありました。

API連携による反社チェックの自動化で、検索件数が倍増しても高精度・効率的な審査体制を実現
――現在はどのような業務でRiskAnalyzeを利用していますか?
オ:現在は、自社の有料サービスを利用するすべての企業と取引先に対する反社チェックに活用しています。チェックのタイミングとしては、契約前の稟議段階や、新規申し込み・更新のタイミングで実施しています。業務フローとしては、契約が決まるタイミングでGitHub上にIssueが作成され、APIを通じてRiskAnalyzeの検索結果が自動的に表示される仕組みを構築しています。 担当者はGitHub上に出力された結果を確認します。
――懸念情報が見つかった場合の対応はどのように行っていますか?
オ:GitHub上に表示された検索結果を確認し、リスク情報がヒットした場合は、RiskAnalyzeのオプションの新聞記事閲覧サービスを利用してリスク内容を深掘りします。それでも判断が難しい場合には、法務部門へ確認を取り、必要に応じてマネージャーやリーダーへエスカレーションする体制を整えています。
――導入によって、業務にはどのような変化がありましたか?
オ:最も大きな変化は、業務効率の大幅な改善と精度の向上です。具体的には以下の4点で効果を感じています。
1.API連携による自動化により、検索件数が約2倍に増加したにもかかわらず、会社名・代表者名の検索にかかる工数は全体で約50%削減
2.同姓同名の部分一致ヒットや、スポーツ記事など反社チェックに関係のない情報が除外されるようになり、不要なノイズ確認作業を大幅に削減
3.事件発生年や生年などで検索結果を整理できるため、対象人物と同一人物かどうかの判断スピードが向上し、確認作業の手間を体感で約半分に短縮
4.記事本文をすべて読み込まなくてもリスク頻度や情報の傾向を把握できるようになり、確認プロセス全体の効率化を実現
チェック対象の件数自体は2倍以上に増加しています。それにもかかわらず、API連携による自動化により、少人数チームで効率的に精度の高い反社チェック体制を実現できました。
コンプライアンス体制と運用効率の向上
――導入時のサポート体制はいかがでしたでしょうか?
オ:導入時の初期サポートやオンボーディングの印象もとても良かったです。最初はいくつか質問や分からない点があったものの、サポート担当者から非常に早く返事をもらえたため、つまづくことなくスムーズに利用を開始できました。
導入初期のタイミングから進めたAPI連携の開発も非常に早く完了し、すぐに実業務で使える状態になり助かりました。
――同様の課題を抱える企業におすすめするとしたら、どの点でしょうか?
オ:特におすすめできるポイントは、「APIによる自動化が簡単にできる点」と「記事をすべて読まなくてもリスク情報を把握できる点」です。反社チェックの対象件数が多く、手作業の負担に課題を感じている企業にとっては、業務効率を大きく改善できるツールだと思います。
――貴重なお話をありがとうございました。導入検討初期の段階よりRiskAnalyzeとのAPI連携を見据えた運用について伺っており、導入後もAPI連携を通じて快適にご利用いただいているとのことで安心しました。今後もRiskAnalyzeを通じて御社に貢献できたら幸いです。