RiskAnalyze導入から始まったGoalsのコンプライアンスチェック体制。
2025.04.16
外食企業向けクラウドサービス「HANZO」シリーズを手がける株式会社Goalsは、店舗経営のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進することで、飲食業界の課題解決に貢献してきました。サービスの導入先も拡大を続けており、同社の事業は今まさに成長フェーズにあります。
そうした中で、企業としての信頼性や持続的な事業運営を支える土台として、反社会的勢力の排除や取引先との適切な関係性の維持など、反社チェック・コンプライアンスチェック体制の強化が急務となっていました。そこで導入されたのが「RiskAnalyze」です。
今回は、運用を担うコーポレート部門の棚橋さまと佐藤さまに、導入の背景や使い勝手などについて詳しく伺いました。

UIがシンプルで、個人と法人の2種類の検索だけで完結できるのがいい。
――RiskAnalyzeを導入するまでの経緯を教えてください。
棚橋:RiskAnalyze導入以前、Goalsには反社チェック・コンプライアンスチェックの仕組みが整っていませんでした。
そうした状態で万が一にも反社会的勢力と関わってしまえば、当社の事業活動に重大な影響を及ぼしかねません。また、場合によっては、お客様を含む様々なステークホルダーの方々にもご迷惑をおかけすることになります。法人として活動していく上で、お客様との信頼関係の構築は何よりも大切です。今後の事業拡大を見据えると、チェック体制の構築は最優先課題でした。
そこで当時の責任者が「検索結果の見やすさ」「機能の使いやすさ」「価格の手頃さ」などを重視してサービスを探していたところ、知人に紹介されたのがRiskAnalyzeでした。現在は取引先のチェックや定期スクリーニングで利用していますが、期待に見合った運用が実現できています。

――RiskAnalyzeを実際に使ってみた感想はいかがですか?
棚橋:UIがシンプルで、個人と法人の2種類の検索だけで完結できる点が使いやすいと感じました。月あたりの作業時間も1~2時間以内に収まっており、RiskAnalyzeのおかげでメインで担当している業務も支障なく回すことができています。
また、検索結果がクラウド上に保存されるため、都度ダウンロードして保管する必要がない点も便利です。利用状況が可視化されていることで、その月の検索件数や翌月の見通しも立てやすくなり、稟議申請の際にも説明がしやすくなりました。
佐藤:私もシンプルで分かりやすい点を評価しています。現在は、棚橋が対象者を検索し、その結果を私の方でチェックするようにしているのですが、検索結果をすぐに確認できるので便利です。

導入後のフォローアップ体制が充実していて心強かった。
―RiskAnalyzeは、検索した人名や社名に基づいて判定結果が表示される仕組みですが、情報の粒度についてはいかがでしょうか?
棚橋:現状のようにリスクの有無が明確に分かる仕様が、私たちにとってはちょうど良いと感じています。情報がシンプルな分、ヒットした候補については別途詳細な調査が必要になることもありますが、リスク概要も合わせて検索結果に表示されるため、追加調査の方針を効率的に決めることができ、工数を大幅に削減できています。
佐藤:私も棚橋とほぼ同じ感覚です。基本的には「該当するか」を重視しています。仮にリスクの情報が表示されたとしても、弊社の事業規模や運用状況を踏まえると、シンプルな表示でわかりやすく、出力された検索結果を元に効率的に対応していけるほうが弊社にとっても有益だと考えています。
――では、サポート体制についてはいかがでしょうか?
棚橋:導入してから数ヶ月にわたって継続的にフォローアップしていただけた点が非常にありがたかったです。特に初期段階は、操作につまずくこともありますし、「こういうことはできないか?」といった期待も膨らむタイミングなので、気軽に相談できる環境があるのは心強かったですね。

――IPOに向けて、現段階で考えていることはありますか?
棚橋:正直あまり意識していませんでした。ただ、他社の導入事例を拝見した際に「IPOに向けても十分対応できる」と評価されていたので、今後も継続して使わせていただくと思います。
佐藤:将来的にIPOを目指す中で、今のところ特に不安は感じていませんね。
――最後に、RiskAnalyzeに期待していることがあればお聞かせください。
棚橋:検討していきたいのは、API連携ですね。現在、別システム上で事前申請を通じてチェック依頼を出してもらうワークフローを組んでいるのですが、申請情報から会社名や代表者名を自動で検索できるようになれば、業務のさらなる効率化が期待できると考えています。