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導入事例 Case Studies

株式会社Antwayコンプライアンスチェックの非属人化を実現。工数削減以上に、心理的負担の軽減がうれしい。

2025.03.07

企業活動が多様化する中で、信頼性と効率性を両立した業務運用の重要性は増すばかり。特に反社会的勢力やコンプライアンスリスクを回避するためのチェック体制は、事業成長に欠かせない要素となっています。しかし、膨大な情報を検索・確認する作業は、従業員の負担を増やし、疲弊を招くことも。

冷蔵惣菜の定期配送サービス「つくりおき.jp」を展開する株式会社Antwayでは、従来使用していた他社サービスからRiskAnalyzeに切り替えることで、反社チェック・コンプライアンスチェックにかかる手間と費用の大幅な削減に成功しました。RiskAnalyze導入の背景について、経営管理部の高橋様に伺います。

他社ツールを利用するも、手間と費用に課題を感じていた。

――御社が手掛けている「つくりおき.jp」について教えてください

「つくりおき.jp」は、調理経験が豊富なシェフと管理栄養士による監修のもと、専用キッチンで手作りしたお惣菜を毎週ご家庭にお届けする宅配食サービスです。

たとえば5食プランの場合、1人前あたり700円台でご飯と味噌汁を用意すれば食卓が整う手軽さと、温めるだけでレストランのような味わいが楽しめるクオリティの高さが、料理の手間を省きたいお客様を中心にご好評をいただいています。

――事業内容からは、反社会的勢力やコンプライアンス違反といった問題とは無縁のような印象を受けます。なぜRiskAnalyzeを導入したのでしょうか?

おっしゃるとおり、お客様はチェック対象には含まれません。私たちがリスク評価を行う対象は、主にプロダクトの提供プロセスに直接関わるステークホルダーです。開発・運用を支援してくださる協力会社、業務委託という形で特定のタスクやプロジェクトを担っていただくパートナー、さらには弊社に入社する新メンバーなどが該当します。

こうした方々との関係構築には、信頼性とコンプライアンス遵守が欠かせません。プロダクトの品質維持やブランド価値の向上、安全・安心なビジネス環境の整備といった観点から、事前にリスクを洗い出し、問題が発生する可能性を低減することが必要だと考えています。

――RiskAnalyzeを導入する以前は、どのように反社・コンプラチェックが行われていたのでしょうか

以前は、他社のBPO系サービスを利用していました。業務委託先に検索業務を依頼し、その結果を弊社で確認する流れだったのですが、必要な反社・コンプライアンス関連情報以外の記事まで多くヒットする点が課題でした。たとえば、「○○を受賞しました」といった、リスク評価とは無関係な情報も混ざり込んでしまうんです。

しかも、業務委託先で情報を取捨選択できないので、ヒットした記事をすべてPDF化してもらい、弊社側で一つひとつ確認する必要がありました。しかも、この確認作業は部長が直接担当しており、社内リソースの観点からも非効率的でした。部長自身も「時間がかかりすぎる」「無駄が多い」と課題を感じていました。

さらに、PDF出力数に応じて課金される料金体系だったため、膨大な検索結果が出るとコストが一気に増大するという問題も抱えていました。

――そうした問題がある中でも、継続的に利用されていたわけですよね。何がきっかけで切り替えに至ったのでしょうか?

上場を見据える中で、既存取引先全てに対して毎年チェックを行う必要が出てきたことが大きな転換点でした。当時、取引先は100〜200社ほどあり、手作業で確認するのは現実的ではありませんでした。

かつて利用していたサービスに代行機能もありましたが、検索にかけると前年度に確認した記事が再びチェック対象として引っかかるので、「もうその結果は知っているのに」と思いながらも対応しなければならず、「もっと効率的なツールがあるのではないか」という考えに至りました。

RiskAnalyzeは検索結果が明確だから、確認作業が大幅に減った。

――RiskAnalyzeをお選びいただいた理由や経緯についても教えてください。

切り替えにあたり、複数社のサービスを検討したのですが、多くは条件や費用対効果が折り合わなかったんです。

その中でRiskAnalyzeは、情報源が幅広く、結果がわかりやすく提示され、ユーザー側で追加確認が最小限で済む点を評価しました。情報精査の結果を明確な形で提示してくれるため、担当者が目視で再確認する手間が大幅に減ります。業務効率化に大きく貢献するだろうと考えました。

――導入後、実際にどのような変化がありましたか?

期待通りチェックにかかる時間が大幅に減りました。たとえば既存取引先の定期チェックをする場合、以前は業務委託先に「このスプレッドシートで作業してください」と依頼し、その結果が戻ってくるのを数日待つ必要がありました。

それがRiskAnalyzeなら、スプレッドシートを用意してシステムに投入するだけですぐに結果が得られます。その結果にざっと目を通せばいいので、非常に効率的です。

――他社へ依頼する必要がない分、自分のペースで業務を進められる、と。

おっしゃるとおりです。RiskAnalyzeであれば結果が出るまでのリードタイムは5〜10分程度なので本当に楽です。

この手の業務は実作業時間よりも「やらなければならない」という精神的負担が大きいと感じています。以前使っていたサービスは作業時間が10分程度でも、「またすべてに目を通さなければいけないのか」というストレスが負担でした。

その点、RiskAnalyzeはリスク情報が一覧化され、しかも該当記事を自動要約してくれるので、とてもスムーズに業務を行うことができます。念のためマニュアルも作成しましたが、操作も簡単なので、誰でも対応できるようになりました。実際、現在は全社員に権限を付与し、各自が必要に応じて取引先を検索する体制を整えています。

――全社員が利用できるようにしているんですね。

はい。新たな取引先を検討する際、各自でRiskAnalyzeを使って検索し、その結果を当社のワークフローシステムの申請フォームに貼り付けて、新規取引先申請を出します。その後、一次チェックを経営管理部のメンバーが行い、最終的に部長が二次承認を行うことで新規取引先として登録するだけ。リスクチェックの中で最も時間のかかる検索作業を属人化させず、全社員で取り組めるのは非常に助かりますね。

――今回の導入を振り返り、特に印象的だったポイントや、今後に期待することがあれば教えてください。

一番のポイントは、工数削減と心理的負担の軽減を実感できたことですね。以前は、無駄な手間や確認作業が多く、それが業務全体の効率を下げていました。

RiskAnalyzeを導入してからは、作業フローがシンプルになり、他の業務に集中できるようになったと感じています。

今後に期待する点としては、現在進行中のDB化やさらなるUI/UXの改善でしょうか。リスクチェックがますます簡単かつ効率的になれば、当社のようなスタートアップだけでなく、多くの企業にとっても強力なツールになると思います。引き続き、御社のサポートと開発に期待しています。

――本日は貴重なお話をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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